~介護概論・介護技術・形態別介護技術~
ここでは介護福祉士試験に関する「介護概論」「介護技術」「形態別介護技術」の問題集をまとめています。このパワーアップ問題を頑張って介護福祉士試験の合格を目指しましょう。
~介護概論に関する問題集~
「問1」介護の基本理念についての文章の空欄A、B、Cに該当する語句の合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
介護とは、(A)があっても、利用者がそれまでに暮らしてきた(B)をなるべく近い形で続けることができるよう、支障のある部分を(C)ことにより、できるかぎり自律的な生活を送ることができるよう、支援していくことである。
A B C
①不足 病気 忘れる
②障害 療養 昇華させる
③不自由 生活 保障する
④障害 生活 補う
⑤不満 治療 補うp
答え:④
「問2」介護従事者の仕事についての記述のうち、正しいものを○、誤つているものを×とした場合、組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。
A 在宅の利用者のプライバシーを守るため、近隣や地域の集まりなどにはあまり関わりを持たないで、静かに過ごしてもらうようにするべきである。
B 介護者はプロの誇りを持って、家族や医療従事者、あるいはほかの専門職に頼らず、独自に仕事を進めるべきである。
C 介護者は利用者に最善の方法を考える。世間知らずの利用者が違うことを望んでも、よりよいほうへ導くのが介護者の務めである。
D 利用者のプライバシーは厳しく守る。他者に伝える必要のある場合は、本人の了解を 得ること。ほかの専門職との連携に際しても、守秘の注意を怠ってはならない。
A B C D
①○ ○ × ×
②× × × ○
③× ○ × ○
④○ ○ × ○
⑤× ○ ○ ×
答え:②
「問3」住まいの環境の整備について、誤つているものを一つ選びなさい。
① 安全のためには、可能なかぎり、家族が手をさしのべやすいつくりにしておくべきだ。
② 福祉器具のレンタルなど、制度の活用を考える。
③ 照明の調整により、暗がりでつまずく危険をなくす。
④ 段差はなるべく解消し、手摺りをつける。
⑤ 工事をしなくとも、家具の配置換えだけでも、自立度は上がる。
答え:①
~介護技術に関する問題集~
「問1」介護の基本ともいえるコミュニケーションの際の留意点について、適切でないものを一つ選びなさい。
① 相手とまっすぐ向かい合うようにする。斜めや横の位置でもよいが、体は相手のほうに向けるようにする。
② 視線の高さを合わせたほうがよい。見下ろす位置は避けるべきである。
③ 相手も自分もリラックスできるように配慮する。
④ 必要なことを聞くために時には相手の話をさえぎってもよい。
⑤ 耳の遠い高齢者の場合、かん高い声でどなるよりも、はっきりと発音し、ゆっくり話すように心がけたほうが通じやすい。
答え:④
「問2」介護従事者の記録に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 介護記録は、介護に関する裁判の際、証拠として採用されることはない。
B プライバシー保護のため、利用者の言動については、詳しく書かない。
C 居宅介護の場合、連絡ノートの活用が情報共有化のために役立つ。
D 援助困難な事例の記録を分析することは、介護の質の向上に役立つ。
A B C D
①○ ○ × ○
②○ × × ○
③× ○ ○ ○
④× ○ ○ ×
⑤× × ○ ○
答え:⑤
~形態別介護技術に関する問題集~
「問1」肢体不自由(運動機能障害)者の介護に関する記述のうち、誤っているものをーつ選びなさい。
① 腰髄損傷では、下肢に麻痺が生じる。 ADLは自立可能である。
② 胸髄損傷では、上肢の機能は保たれているため、移動や簡単な家事動作は可能である。
③ 車椅子使用時間が長い腰髄損傷者は、褥瘡はできにくい。
④ 脊髄損傷では、受傷後、日の浅い場合、長時間座位または立位を続けると、起立性低血圧が起こる。
⑤ 頸髄などの高位の損傷では、一般に四肢及び体幹の麻痺をきたし、ADL全般にわたって介護が必要となる。
答え:③
「問2」慢性関節リウマチとその介護に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
① 手指の関節は、変形が強くても、不便さとは必ずしも一致しない。
② 朝のこわばりなど、関節の痛みや身体の疲れは、日内変動のほか季節や天候に左右される場合がある。
③ 関節の可動域制限に合わせた日常生活や福祉用具の工夫で、暮らしに広がりができる。
④ 関節が障害されやすい疾患のため、長時間、関節を安静、固定することが重要である。
⑤ 介護に際して、利用者の頭椎を無理に前屈させると危険である。
答え:④