~障害者福祉論と社会福祉援助技術~
ここでは障害者福祉論と社会福祉援助技術に関する問題をまとめています。介護福祉士試験合格を目指して練習問題を頑張りましょう!
~障害者福祉論に関する問題集~
「問1」障害者福祉の歩みに関する記述の中で、正しいものに○、誤っているものには×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 国連は1971年に「知的障害者の権利宣言」、1975年には「障害者の雇用促進宣言」を採択した。
B アメリカでは1990年、「障害を持つアメリカ人法」(ADA)が成立した。
C ノーマライゼーションの考え方は、バンク・ミケルセンらの提唱により、1959年、デンマークの「精神遅滞者ケア法」(「1959年法」と呼ばれる)に取り入れられた。
D わが国では、1970年に「障害者基本法」が制定された。
E 国連は1981年の「国際障害者年」以降、1993年から2002年を「アジア太平洋障害者の十年」とし、アジア地区では「障害者の十年」(2003~2012年)の延長決議を採択した。
A B C D E
① 〇 × × 〇 〇
② × 〇 〇 × 〇
③ 〇 × 〇 〇 ×
④ × 〇 〇 〇 〇
⑤ 〇 × 〇 × 〇
答え:②
「問2」次の文章の空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして、最も適切なものを一つ選びなさい。
身体障害者福祉法では、障害者を「身体上の障害がある(A)者であって、(B)から(C)の交付を受けたもの」と規定している。
A B C
① 18歳以上の 市町村長 障害厚生年金手帳
② 18歳以上の 都道府県知事 身体障害者手帳
③ 日本国籍を有する 市町村長 障害者保健福祉手帳
④ 日本国籍を有する 都道府県知事 身体障害者手帳
⑤ 18歳以上の 福祉事務所 障害者保健福祉手帳
答え:②
「問3」新たな障害者基本計画及び新障害者プランに関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
A 新たな障害者基本計画及び新障害者プランは、平成8年度から開始された。
B 新たな障害者基本計画は、リハビリテーション及びノーマライゼーションの理念を継承するとともに、共生社会の実現を目指している。
C 新障害者プランは、ノーマライゼーション7ヵ年戦略と呼ばれている。
D 新たな障害者基本計画の計画期間は、10年間である。
①A・B ②A・C ③A・D ④B・C ⑤B・D
答え:⑤
「問4」以下の記述の中から、誤っているものを1つ選びなさい。
① 身体障害者手帳は「身体障害者福祉法」に基づいて交付される。
② 18歳未満の障害児は「児童福祉法」の対象となっているため、身体障害者手帳は交付されない。同様に高齢者についても、「老人福祉法」により規定されるので身体障害者手帳は交付されない。
③ 「療育手帳」とは、知的障害者に対して交付されるもので、1973年の厚生事務次官通達「療育手帳制度について」により始まった制度である。
④ 1995年に改正された「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」により、精神障害者保健福祉手帳の制度が設けられた。この手帳の交付を受けた者は、2年ごとにその精神障害の状態について都道府県知事の認定を受ける必要がある。
⑤ 精神障害者保健福祉手帳の所持者は税制の優遇措置を受けることができる。
答え:②
~社会福祉援助技術に関する問題集~
「問1」以下の記述中から、正しいものを1つ選びなさい。
① ケースワークの起源は、19世紀後半、イギリスで展開されたCOSでの友愛訪問活動に求めることができる。
② 「医学モデル」から「生活モデル」への転換が図られたのは1960年代、伝統的な3方法の統合化の促進の結果である。
③ 在宅の高齢者支援には個人面接が重要なため、診断主義アプローチが適切である。
④ ケアマネジメントとは、在宅の要介護高齢者に対する地域ケア展開の技術である。
⑤ ワーカーには、いかなる場合でも「自己決定の原則」にのっとり、支持やサポートを提供する態度が求められる。
答え:①
「問2」
次の文章は、日本介護福祉士会倫理綱領からの抜粋である。空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
介護福祉士は、すべての人々の基本的人権を擁護し、一人ひとりの住民が心豊かな暮らしと老後が送れるよう利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、(A)に向けた介護福祉サービスを提供していきます。
介護福祉士は、暮らしを支える視点から利用者の真のニーズを受け止め、それを(B)していくことも重要な役割であると確認した上で、考え、行動します。
介護福祉士は、利用者に最適なサービスを総合的に提供していくため、福祉、医療、保健その他関連する業務に従事する者と積極的な(C)を図り、協力して行動します。
A B C
① 自立 代弁 連携
② 自立 保障 連携
③ 共生 代弁 調整
④ 共生 保障 連携
⑤ 共生 保障 調整
答え:①
「問3」以下のソーシャルワークについての記述から正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ケアプラン作成過程には、要援護者や家族・代理人が参加すること。
B 生活場面で「早くお迎えが来ないか」と繰り返す利用者の言葉は深刻に受け止めず、あいづちとうなづきで対応しておくにとどめるのがよい。
C 老人ホーム利用者の家族からの苦情は特に対応せず、様子を見た方がよい。
D 地域内に要援護者の希望のサービスメニューがない場合、ケアマネージャーはサービスの開発というコミュニティワーカーの役割を担うこともある。
①A・B ②A・C ③B・C ④B・D ⑤A・D
答え:⑤