高齢者の疾病や疾患の種類と知識

~疾病や疾患・様々な種類~

ここでは高齢者の疾病や疾患の種類と知識についての出題ポイントをまとめています。疾病や疾患といっても、様々な種類があります。脳血管と神経、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、内分泌疾患、泌尿器疾患、がん、感染症などをわかりやすく説明しています。

~疾病の種類と知識~

【出題ポイント!】
①脳血管障害は、認知症や寝たきりの原因となる。
②現在、わが国の死亡率のトップは悪性新生物(がん)である。
③AIDS、MRSAなど、新たな感染症が出現している。
④「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(「感染症法」)では、感染症は一類から五類に分けられる。
【脳血管と神経の障害】
脳出血と脳梗塞とをあわせて、脳卒中と称します。1980年まで、わが国の死因のトップは脳卒中でした。
①脳内出血:脳血管が破れて脳の中に出血する。主な原因は高血圧。出血の場所により、麻痺、失語などの障害がでることがある。
②クモ膜下出血:脳を包む3層の脳膜(硬膜、クモ膜、軟膜)の、クモ膜と軟膜との間に出血する。
③脳梗塞:血栓などにより脳血管が詰まり、脳細胞に壊死(えし)を起こす。
④パーキンソン病:手のふるえ、筋固縮、緩慢な動作が3大特徴である。
⑤認知症:脳出血や脳梗塞により、認知症を起こすことがある。

~循環器疾患~

①高血圧:最高血圧140mmHg、最低血圧90mmHg以上が続く状態。
②動脈硬化:コレステロールなどが付着し、血管が弾力性に乏しくなった状態。
③心不全:心臓のポンプ機能が低下し、血液の循環不全の状態。
④虚血性心疾患:冠動脈の血流不足により心筋が虚血状態となり、胸痛を覚える一時的な状態を「狭心症」、冠動脈が閉塞して心筋が壊死した状態を「心筋梗塞」という。

~呼吸器疾患~

①肺炎:細菌、ウイルスなど、原因は多様。院内肺炎や老人性肺炎による高齢者の死亡率は依然として高い。
②慢性閉塞性肺疾患:肺気腫、慢性気管支炎をあわせて、慢性閉塞性肺疾患という。
③結核:死因の1位を占めていた時代もあっらが、抗結核薬により激減した。

~消化器疾患~

①胃潰瘍:ストレスや過労などで、胃粘膜の一部が過剰の胃酸により損傷される。
②肝炎:ウイルス、アルコール、薬剤などを原因に起こる肝臓の炎症。肝炎が慢性化すると、「肝硬変」となる場合がある。

~内分泌疾患~

①糖尿病:膵臓から分泌されるインスリンの不足により、血糖値が慢性的に高くなる。「インスリン依存型糖尿病」と、「インスリン非依存型糖尿病」の2種に分かれる。
②高尿酸血症(通風):男性に多く見られる。血中の尿酸が関節にたまり、痛みを起こす。風が吹いただけでも痛いというのが病名の由来。

~泌尿器疾患~

①尿路感染症:腎盂、尿道、前立腺などが細菌感染をきたす。尿道カテーテルの留置、麻痺による尿の鬱滞(うったい)などが原因。
②前立腺肥大症:加齢の伴って起こる前立腺の肥大が膀胱頚部などを圧迫し、排尿障害の原因となる。
③前立腺がん:高齢者に多くみられる。

~がん~

1984年以来、わが国の死亡率のトップは悪性腫瘍(がん・悪性新生物)です。発生部位としては胃が最も多かったのですが、近年、肺、大腸が多くなっています。

~感染症~

①AIDS(エイズ・後天性免疫不全症候群):HIV(ヒト免疫不全ウイルス)がリンパ球に感染し、その免疫力を阻害する。性行為、輸血、血液製剤、注射器の共用などにより感染する。
②MRSA感染症:多種類の抗生物質に耐性を持つ黄色ブドウ球菌による感染症。体力・抵抗力の弱っている人が感染すると、抗生物質が効かないため重態になりやすい。
③日和見感染症:弱毒微生物によって、高齢者や悪性腫瘍末期の患者、手術直後の患者などのように、抵抗力のおちた状態のときに起こる感染症。通常の免疫機能があれば発病しないことから「日和見(ひよりみ)」といわれる。

~骨や関節の障害~

①骨粗しょう症:骨密度が低下し、もろくなった状態。
②慢性関節リウマチ:自己免疫性の疾患。指関節の痛みや変形から、全身症状にまで至る。


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