社会福祉とは?【概論・機関・専門職・法制度など】

~社会福祉の出題ポイント!~

ここでは社会福祉の出題ポイントをまとめています。社会福祉とは、国家扶助の提供を受けている者、身体障害者、児童、その他、援助育成を要する者が自立してその能力を発揮できるよう、必要な生活指導、厚生指導、その他の援護育成を行うことです。

~社会福祉とは?~

【出題のポイント!】
①日本の社会福祉思想の基本は、憲法に保証されている「生存権」によっている。
②福祉の理念は、「貧者救済」から「自立支援」へと変化してきた。
③相互扶助や慈善によるものであった福祉は、20世紀に入って、「社会事業」、そして「社会福祉事業」として行われるようになった。
【社会福祉の理念】
生存権とは?
わが国では憲法第25条に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」すなわち「生存権」が保障されています。何らかの理由で、そのような生活を維持することが困難になった場合、あるいはすでに維持できなくなってしまった人に対し、さまざまな支援や援助を提供し、問題を解決しながら、自立の手助けをしていく制度・施策が「社会福祉」です。
【整理メモ】
わが国で今日まで制度上に使われている「社会福祉」の概念は、1950年の社会保障制度審議会における、次のような定義によっています。
「社会福祉とは、国家扶助の提供を受けている者、身体障害者、児童、その他、援助育成を要する者が自立してその能力を発揮できるよう、必要な生活指導、厚生指導、その他の援護育成を行うこと」

~社会福祉を行う機関~

【出題ポイント!】
①社会福祉の実施に責任を持つ中央の行政組織は厚生労働省である。
②社会・援護局、雇用均等・児童家庭局、老健局が担当している。
③地方自治体では厚生部・民生部などが担当している。
④近年は、地方自治体の役割と責務が強化されている。
⑤さまざまな社会福祉施設の種類をおさえておく。
【社会福祉の専門機関】
「国の行政機関」
厚生労働省(社会・援護局、雇用均等・児童家庭局、老健局)
都道府県あるいは市に設置される機関
福祉事務所、児童相談所、身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所、婦人相談所、精神保健福祉センター、在宅介護支援センター等
その他の機関
社会福祉協議会、各種社会福祉法人
【社会福祉の供給機関】
提供機関
福祉サービスを直接担当する機関です。
①相談機関・・・相談、指導、訓練等を行います。
②通所施設・・・通ってくる利用者へのサービス及び在宅訪問も行います。
③利用施設・・・遊びやレクリエーション、休養などの場を提供する施設です。
④生活施設・・・施設内に居住することを前提に、生活の保障、専門的介護、指導や訓練などを提供します。
【整理メモ】
福祉事務所・・・都道府県、市、特別区には必ず設置しなければならない。社会福祉六法に定められた援護・育成また更生の設置に関する事務を行う機関であったが、1990年の法改正により老人・障害者施設への措置権が町村に委譲され、社会福祉4法の事務所となった。
社会福祉協議会・・・社会福祉を目的とする事業の、調査、企画、調整、助成、普及宣伝などを行う民間団体。ヘルパー派遣、福祉資金の貸付など直接的な援助を実施。研修会の開催やボランティア活動の援助も行う。財源は行政からの補助、共同募金等の寄付、会費など。
社会福祉法人・・・社会福祉の増進を目的として、社会福祉の定めに従って設立された法人。事業に支障のない範囲で、福祉事業の経営にあてるため、収益を目的とした活動を行うことができる。

~社会福祉に携わる専門職~

【出題ポイント!】
①福祉の専門職は、個人や家族・友人の支援などでは解決困難な問題を持つ人に対し、社会資源を活用しながら専門的援助を行う。
②福祉の現場の仕事は、専門職として社会に認知されにくかった。
③1987年に「社会福祉及び介護福祉法」が成立した。
④各専門職の特徴をおさえておく。
【色々な専門職】
介護福祉士---介護業務にあたるほか、介護職員や家族に対して介護の指導なども行います。所定の養成施設を卒業するか、あるいは所定の条件を満たして国家試験を受験・合格した後、指定登録機関に登録する必要があります。
社会福祉士---福祉に関する相談援助を行います。資格を取得するには、財団法人 社会福祉振興・試験センターの実施する国家試験に合格しなければなりません。
介護支援専門員---要介護者等が心身の状況に応じた適切な介護サービスを受けられるよう必要な支援を行います。資格を取得するには、都道府県知事等の指定する介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務講習を修了しなければなりません。
【キーワード!】
名称独占と業務独占
介護福祉士・社会福祉士は「名称独占」の資格である。
「名称独占」:資格を得た者だけがその名称を使うことができる。
「業務独占」:医師や弁護士のように、その資格がなければ業務に関わることができない。

~社会福祉の方法と法制度~

【出題ポイント!】
①社会福祉の方法は大別すると、所得の保証、生活資糧の提供、専門的役務の提供、社会的便益の提供の4つとなる。
②わが国の社会福祉の基本となる法規は社会福祉六法である。
③社会保障関係費は国家予算の約28%(2009年)である。
④社会福祉事業は2種類に分類される。
【社会福祉援助の方法】
所得の保証
経済生活の安定を目的とし、金銭給付と低利の貸与とに大別できます。
生活資糧の提供
現物給付ともいい、具体的には以下のようなものが提供されます。
「住居」・・・施設への入所なども含む
「日用品」・・・衣料、食料、薬剤や学用品の給付
「補装具」・・・車椅子、補聴器、盲人用杖、各種装具などの交付・貸与・修理
「日常生活用具」・・・電動タイプライター、盲人用テープレコーダー、時計、電話などの交付・貸与・修理
「高齢者向け」・・・特殊寝台、腰掛便器、などの交付・貸与・修理
【整理メモ】
社会保障
国民の生活の安定が損なわれた場合に、国民にすこやかで安心できる生活を保障することを目的として、公的責任で生活を支える給付を行うもの。


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